
アートの定義
「アート」について論じるからには、まずは「アートの定義」をしておかなければならない。
インターネットが普及して、「知識の共有」がまさに実現している時代である。80年代の哲学理論に「グローバル・ブレイン・ネットワーク」という概念があるが、そのことが今まさに実現している時代に入っていると実感する。以下はウィキペディアにおける「芸術」の定義である。非常に的を射ていると感じるので、まずはそのまま抜粋することとしよう。
芸術とは(以下ウィキペディアより抜粋)
芸術(げいじゅつ、希: η τεχνη、 techné、羅: ars、英: art)とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者とが相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。美術、文芸、音楽、演劇など。権威に認められた高尚な活動が芸術であると誤解されがちだが、芸術の本質を簡潔に言うなら「自己で表現を生み出し表現を追求する行為そのもの」こそが芸術である。したがって本来は普遍的なものであり手法の制限もない。他者が認めようといまいと、それどころか表現者自身が芸術だと認めなかったとしても芸術は芸術たりえる。とりわけ表現者側の活動として掴まれる側面が強く、その場合、表現者が鑑賞者に働きかけるためにとった手段、媒体、対象などの作品やその過程を芸術と呼ぶ。表現者が鑑賞者に伝えようとする内容は、信念、思想、感覚、感情、など様々である。
アート・芸術の語源
ギリシャ語の「τεχνη techné(テクネー)」やその訳語としてのラテン語の「ars(アルス)」、ドイツ語の「Kunst(クンスト)」などは元々は単に「人工(のもの)」という意味であり、元々「技術」という訳語が当てられるものであった。現在でいうところの芸術の概念は近代まで、単なる技術と特に区別して呼ぶ場合、「よい技術、美しい技術」(sch�ne Kunstなど)と表現され、むしろ第二義的なものであり、後に(現在の辞書の配列にも現れているように)芸術の意が第一義となった。
Kunst(芸術)、Kunstwissenschaft(芸術学)、allgemeine Kunstwissenschaft(一般芸術学)、Kunstverhalten(芸術態度)、Kunstwollen(芸術意志)などの用語分岐もある。
日本語における「藝術」という言葉は、明治時代に西周 (啓蒙家)によってリベラル・アートの訳語として造語されたが、いまではアートの同義として使用されている。漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)により、「芸術」と書くようになった。この「芸」の字は、もとは「ウン」と読む別の字であったが、「藝」の略字として使用されている。
佐久間象山は「東洋道徳西洋芸術」という言葉を遺しているが、ここでいう芸術は技術のことである(和魂洋才と同様の意味)。
芸術の概要
ある活動や作品が芸術であるか否かについて、必ずしも誰もが同意する基準があるとは限らない。表現者側では、その働きかけに自分の創造性が発揮されること、鑑賞者側ではその働きかけに何らかの作用を受けることなどが芸術が成り立つ要件とされる。これに関して、表現者側では、自分の作品を構成するにあたり、先人の影響を受けたり、既に様式が決まっている表現方法、媒体を用いたりすることはよく行われるので、必ずしも表現の内容が完全に自分の創造性にのみよっているとは限らない。また鑑賞者側が、その表現が前提としている様式の暗号を知らないと働きかけはうまくいかない。
芸術のジャンル
表現者が、どのような手段、媒体を用いるかによって、芸術を多くのジャンルに分けることができる。下記は、芸術の表現方法のうち、歴史的に比較的様式の定まったものの例である。
▪美術(視覚芸術・造形芸術)
▪絵画(洋画・日本画)
▪彫刻・彫塑
▪建築
▪庭園
▪書
▪写真
▪工芸
▪いけばな(華道)
▪文芸(言語芸術)
▪詩
▪小説
▪戯曲
▪批評
▪随筆
▪音楽(音響芸術)
▪作曲
▪演奏
▪指揮
▪パフォーミングアート(舞台芸術)
▪演劇
▪ミュージカル
▪オペラ
▪ダンス
▪能・狂言
▪歌舞伎
▪文楽
▪デザイン(応用芸術)
▪ファッション
▪グラフィック
▪工業
▪空間
▪その他
▪動画(映画、アニメ、他)
▪漫画
▪茶道
▪香道
▪料理
▪菓子
▪ゲーム
もちろん、これらは表現者が一定の枠内に収まった表現方法を用いた場合に分類可能となるというだけであって、表現者がこれらの枠に収まらない表現を用いる場合や、複数の表現を組み合わせたりする場合なども多い。そういった場合には、より包括的な空間芸術、時間芸術、総合芸術などに分類して考える場合もある。
上記とは別に、ある作品や活動の程度が非常に高いとき、これを芸術と呼ぶ場合がある。この用法では、作品や活動の独創性は要件に入らない。
(以上ウィキペディアより抜粋)
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